トランプ米政権は、米国が人工知能(AI)革命を主導することを望んでおり、同盟国に対しては、技術規制に関する米国の緩やかなアプローチに足並みをそろえないと取り残されるリスクがあると警告した。JD・バンス米副大統領は11日、パリで開かれたAIサミットで各国指導者に対し、米国が最高のAI学習用半導体と最先端のAIアルゴリズムを開発する競争で優位にあり、「その状態を維持するつもりだ」と伝えた。出席者にはフランスのエマニュエル・マクロン大統領やインドのナレンドラ・モディ首相などがいた。一方、他国の指導者らはバンス氏と対象的に、安全・省エネであり途上国でも利用可能なAIシステムにつながると彼らが考えている共通原則への合意を求めた。