自分を大切にしない者は
他人からも大切にされない
一方で、へりくだっている人は、ある意味自分で自分のことを舐めてしまっています。人って自分自身を舐めている人のことを見たら、無意識に「この人って舐めた扱いでいいんだな」と思ってしまいやすい性質があります。
「私ってバカだから」って言っていると、本当に周りからバカな人扱いされやすいですよね。なので、どうしても周りから丁寧に扱われなくなるものなんです。
なので、自分が謙虚になっているのか、それともへりくだっているのか、少し自分のことを振り返ってみてください。そして、へりくだった態度は取らないでほしいんです。
もし、あなたがうまくいっていることがあるなら、それには自信を持っていいんですよ。もし周りから褒められたら、素直に受け取って「ありがとうございます!」って言えばいいんです。それに「周りの皆さんのサポートのおかげです」とつけ足せば、周りはあなたのことを「この人はちゃんと周りへの感謝も忘れていないんだな」と好感を持ったり、一目置いてくれたりします。
あなたはわざわざ自分のことを劣った人間だなんて言う必要はありません。自分で自分を大切にしていいし、周りからも大切にされるくらい素敵な優しい人なんですから。
意図を汲んでも汲んでも
「そうじゃない!」の地獄
世の中には、大人になっても精神的に未熟なままで、子どものように甘えてくる人がいます。
たとえば、僕は以前、きちんと細かく具体的に指示を出してくれない上司と働いていたことがありました。上司の指示が曖昧だと、何を求められているのかが分かりません。だから、自分なりに上司の意図を汲み取ろうとしても「そうじゃない!」と何度も怒鳴られました。
このままだと困るので、上司に指示の詳細を確認しようにも「いちいち言わないと分かんないの!?」とキレられてしまう。そのせいで、僕を含めて周りの同僚はかなりその上司に困っていました。僕自身もストレスでおかしくなりそうになった時期があります。