米上院は18日、商務長官にハワード・ラトニック氏(63)を充てる人事案を賛成51票、反対45票の賛成多数で承認した。保護主義を公言する同氏が、トランプ米政権で世界貿易戦略の指揮を執ることとなる。ウォール街のベテランで富豪のハワード氏は、米証券会社キャンターフィッツジェラルドの最高経営責任者(CEO)で、1991年から同社を率いている。トランプ氏の政権移行チームの共同議長を務め、当初は財務長官への就任が検討されていたが、同長官にはスコット・ベッセント氏が就任。ラトニック氏は、4万7000人の職員が在籍する商務省を長官として監督することとなり、責任範囲は経済制裁から天気予報まで多岐にわたる。
米商務長官にラトニック氏、上院が承認 保護主義者
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