Q. 私たち全員が必ず持っている《強力な武器》とは何でしょうか?
A.《時間》という資産です。
大切な時間をどこにどう使うかで、人生に大きな差が開きます。
不動産=【時間のゲーム】です。
ゲームのルールを理解すれば、「誰でも」「必ず」勝てるはず! 正しい知識を持てば、リスクを最小化しつつ、35年後に「利益+5000万円」の不動産(=純資産)を手に入れられる!
年収500万円以上の会社員/公務員であれば、「再現性」が必ずあります。普通の会社員でも、年収によっては3軒以上の不動産を買える方もいます。利益+1億円の資産を余裕で狙えるのです。
当連載では、『業者じゃないからここまで書けた! 不動産投資をぶっちゃけます!!』南祐貴/セカニチ(ダイヤモンド社)から抜粋し、不動産投資のコツを紹介していきます。

絶対に押さえておきたい不動産投資の条件
私は13年以上も不動産マーケットを見続けてきました(22歳~現在)。その長い経験から、値上がりする立地=【黄金の立地】と私は定義します。本書のキーワードである「黄金の立地」。どんな立地を指すのでしょうか?
答え▼ 強い好立地&ターミナル駅の中心的な改札から徒歩15~20分圏内
※かつNot地雷物件
価値が上昇する《不動産のキーワードは5つ》です。
①再開発
②人口増加
③満員電車の回避
④子育て環境
⑤Not地雷物件
さらに質問です。
Q.「X駅 徒歩7分」と「Y駅 徒歩15分」の物件、大きな価値があるのは?
→残念ながらこの質問は不完全なものです。
実は《駅のパワー》は、不動産投資において超重要だからです。
[小さい&弱いX駅から徒歩7分]←→[大きい&強いY駅から徒歩15分]
この両者を比べると、「後者の大きい&強いY駅の方が将来性も明るく価値が高い! 黄金の立地だ!」と私は強く実感しています。
なぜなら、大きい&強い駅=再開発が行われて、人口増加が見込まれ、不動産の価値が上がるからです。満員電車を回避できる徒歩通勤(+雨天時はバス利用も可)に強いニーズがあります。
要するに「駅徒歩7分以内=全てOK」ではありません。強い駅もあれば、弱い駅もあるのが現実です。
これは《経済格差》という悲しい構造です。強い好立地は値上がりしますが、裏を返すと、強い好立地“以外”は、人口減少&過疎化&土地余りにより、資産価値的には厳しい将来になります…。
石川県を例にすると、JRを中心に金沢駅周辺は発展して価値が上がりますが、県全体では高齢化/人口減少で厳しい経済状況になるのは避けられません。日本中の他の県でも同様の悲しい事象が起きています。資本主義社会に抗(あがら)って、地方衰退(高齢化/人口減少)の悲しい流れを止めることは不可能でしょう。
「都市部&好立地」「大きい&強い駅」「黄金の立地」の考え方は非常に重要なのです。
※当連載は、『業者じゃないからここまで書けた! 不動産投資をぶっちゃけます!!』南祐貴/セカニチ(ダイヤモンド社)からの抜粋です。