25年前の今週、米株式市場でナスダック総合指数はドットコムバブル期のピークを記録した。それまでの5年間で500%を超える急騰を遂げていた。その後のバブル崩壊は急激かつ残酷だった。インターネットという有望で新たなテクノロジーに魅了された小口投資家は莫大(ばくだい)な損失を被った。景気は落ち込んだ。急成長していたペッツ・ドット・コム(Pets.com)、ザグローブ・ドットコム(TheGlobe.com)、ウェブバン(Webvan)といった企業が経営破綻した。そして今、一部の投資家は人工知能(AI)に関して同じサイクルが繰り返されるのではないかと懸念している。もしそうだとしても――これは大きな「もし」だが――ドットコムバブル崩壊から投資家が学べる重要な教訓がある。つまり、インターネットに関する当初の熱狂は結局のところ正しかったのだ。
ITバブル崩壊がAIブームについて教えてくれること
ナスダック総合指数は25年前の今週、ドットコムバブル期のピークを記録
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