Q.私たち全員が必ず持っている《強力な武器》とは何でしょうか?
A.《時間》という資産です。
大切な時間をどこにどう使うかで、人生に大きな差が開きます。
不動産=【時間のゲーム】です。
ゲームのルールを理解すれば、「誰でも」「必ず」勝てるはず! 正しい知識を持てば、リスクを最小化しつつ、35年後に「利益+5000万円」の不動産(=純資産)を手に入れられる!
年収500万円以上の会社員/公務員であれば、「再現性」が必ずあります。普通の会社員でも、年収によっては3軒以上の不動産を買える方もいます。利益+1億円の資産を余裕で狙えるのです。
当連載では、『業者じゃないからここまで書けた! 不動産投資をぶっちゃけます!!』南祐貴/セカニチ(ダイヤモンド社)から抜粋し、不動産投資のコツを紹介していきます。

「円安」は不動産投資のチャンス
東京23区の不動産価格は10年間で《2倍》になりました。
不動産が爆売れ! 価格が高騰している事実(客観的データ)を紹介します。不動産経済研究所によるマンションの平均㎡単価を見ると、2014年から2024年の10年間の価格動向(平均㎡単価)で、大幅に上昇していることが分かります。
◎東京 23区:87.3(2014年)▼171.0(2024年)【+96%】
◎首都圏全体:71.7(2014年)▼117.7(2024年)【+64%】
単位:万円/㎡
※首都圏全体とは? 定義:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
東京23区でも上位の「東京都心6区」(中央、港、千代田、渋谷、品川、文京)に絞ると、10年間の上昇率はもっと顕著になります。結論として「都心&好立地」ほど値上がりしていることが客観的データから分かりました。
また、私が興味を持ったのは、東京23区と首都圏の《格差》です。2014年に約1.2倍だった㎡単価の格差が、2024年には約1.5倍に広がっているのです。
やはり、都心&好立地ほど値上がりしていることを意味しています。
日本人だけでなく、海外の富裕層や投資家からも日本の不動産が大人気です。その理由は?→「お得だから」というシンプルな結論です。
日本は「奇跡の国」です。
そもそもの物価が安く、治安が良く、気候や文化や生活インフラも素晴らしく、世界トップレベルで暮らしやすい。それに加えて歴史的な円安が発生しました。日本円は34年ぶりのバーゲンセール中です。
円安で海外からの爆買い
「良い国」かつ「安い」なんて、非常に奇跡的な状況です。「円安」という最高の時代を満喫していますか~?! 素晴らしい円安の時代になりました! …(主に)外国人にとって、は。
あれ? 日本人は? 正しく知らないと、私たち日本人にとっては、円安=恐ろしいことです。
円安が急速に進行したことで、外国人から見ると「全てがゲキ安! Best deal ever! Wow!」という感じでしょうか。特に強い需要は、東京都心&好立地の不動産です。約3億円のタワマン(港区)が売りに出されると…瞬時に複数件の申込みが入り、瞬間蒸発的に売れてしまうそうです。直近5年で「2倍以上」の価格になっている都心&好立地タワマンも多数あります。
▽都心&好立地のマンションが世界中から求められる理由
◎安全性が高い:空室リスクが低い
◎流動性が高い:需要がある→すぐ売れる
◎収益性が高い:世界中から人が集まる
都心は空室リスクが少なく、安定した家賃収入が見込めます。
都心には再開発が無数にあり、不動産価値が上る見込みです。人が最も集まる東京都心=投資対象も東京都心。観光もほぼ東京に集中しています。「ホテル代で稼げる! 儲かる!」と分かれば、好立地は奪い合いになり、当然、好立地の不動産価格は上がり続けていきます。
外国からの内覧ツアー・リモート内覧で不動産を買う海外投資家も増加中。日本の都心&好立地の高級不動産の情報を発信する外国人SNSインフルエンサー・SNS広告(海外メディア等)も非常に増えています。2億円以上の高級不動産には、日本の不動産会社のSNS発信でも外国語の翻訳がつくことも増えました。
6つの巨大ファンド(世界的に超有名)が、「日本の不動産は買いだ!」と判断して、実際に不動産を爆買いしています。
外国資本による日本国内不動産の購入額は2024年下期に約1.6兆円と前年同期比「8割」増。2024年通年では約2.2兆円(ニッセイ基礎研究所より)となっています。
※当連載は、『業者じゃないからここまで書けた! 不動産投資をぶっちゃけます!!』南祐貴/セカニチ(ダイヤモンド社)からの抜粋です。