飲み会の会計で先輩が計算ミス!→何と言って指摘するのが正解?写真はイメージです Photo:PIXTA 

人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 年度末ということで同じ課のメンバー5人で居酒屋に。会計の段になって、伝票を手にした先輩が「んー、2万4000円だから、1人6000円だな」と言って集金を始めた。

 どうやら、酔っ払って自分を人数に入れるのを忘れているようだ。たとえ冗談でも「巧妙な手口ですね」と突っ込んだら、ムッとされそうである。計算間違いをどう指摘するか?

(A)「たぶんですけど、5人で割ったら、ひとり4800円のような気がします」
(B)「またまたー、そうやって私たちの計算能力を試そうとしちゃって」
(C)「あれ? 5人だから、ひとりロクだとロクゴ30で3万円になりますね

正解は……

A

◎ (A)「たぶんですけど、5人で割ったら、ひとり4800円のような気がします」
× (B)「またまたー、そうやって私たちの計算能力を試そうとしちゃって」
△ (C)「あれ? 5人だから、ひとりロクだとロクゴ30で3万円になりますね」

解説

 もちろん先輩は何の悪気もなく、うっかり間違えただけ。みんなが見ている状況で、ズルを目論む人はいません。ここは責めるニュアンスや疑う気配が出てしまわないように気を付けつつ、いかに穏やかな流れで「違いますよ」と伝えられるかが勝負です。

 もっともオススメなのはAの言い方。先輩が「あっ、そっか」と気付いてくれたら、一件落着です。もし先輩が多めに出す気があるタイプだとしたら、きっちり割った金額を提示することで、「みんなは4000円オールでいいよ」などと言いやすくなるかも。

 Cでもいいんですけど、多く集めようとしたことをあらためて強調してしまうのが難。Bはややまわりくどくて、酔っ払っている先輩はすぐにピンと来ないでしょう。

 飲み会の会計で先輩が計算ミス!→何と言って指摘するのが正解?