「真面目に仕事をしているのに、なぜか上司に評価されない…!」
あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化したロングセラーだ。発売直後から賛否両論を巻き起こし、「よくぞ言ってくれた」「暗黙知が“言語化”されている」「今まで気づいていなかった“新事実”」など大反響が集まっている。そんな「職場で実力を適切にアピールする“見せ方”の技術」をまとめた本書の中から「出世する人/しない人の特徴」についてお伝えする。

出世しない人の「相づち」
皆さんは、職場上司や部下としゃべる時、どのような相づちを打っているか意識したことがあるでしょうか。特に意識していないという人はもしかしたら多いかもしれません。
実は相づちは「他人から注意はされないけれど、減点されてしまう」=サイレント減点されやすい非常に注意すべきポイントがあります。
今回は「NGな相づち」について紹介していきましょう。
「ですよね」と言う相づちはNG
例えばあなたが上司からアドバイスや提案を受けたときに、次のような相づちを打ってしまっていないでしょうか。
実はこれはNGの相づちです。
ついなんとなく言ってしまっている人もいるかもしれませんが、「ですよね」という言葉は、「あなたのアドバイスや提案はもともと知っている」というニュアンスを含んでいます。
これではアドバイスした上司からすると、「じゃあなんで自分に聞いてきたんだよ」というふうに思われてしまう可能性が高いです。
このように、職場の評価は自分のちょっとした相づちで簡単に上下します。こういったときには、素直に「はい」などの、無難なあいづちにしておいたほうがよいでしょう。
「こういったしょうもないことで」と思うかもしれませんが、逆に、こういったちょっとしたことで自分の評価が変わるのであれば注意しておくに越したことはないと思います。
(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する書き下ろし原稿です)