米国の「MAGA(米国を再び偉大に)」派に向けたポッドキャスト番組で、このところモスクワ在住のひげを生やした思想家がゲストとして引っ張りだこだ。彼はロシア兵がウクライナ領土を進軍し、同国の「ナチス政権」を打倒すべきだと主張する。ロシアの極右政治の重鎮であるアレクサンドル・ドゥーギン氏(63)は長年にわたり、欧米流の自由民主主義を拒否し、失われた帝国を復活させるべきだと主張。ウラジーミル・プーチン大統領がそうした政策を採り入れる前からロシア政府に働きかけてきた。アナリストの中にはドゥーギン氏を「プーチンの頭脳」と呼ぶ者もいる。だが彼はこのレッテルを否定し、プーチン氏に影響力を持つというのは誇張だと話している。
トランプ支持者に忍び寄る「プーチンの頭脳」
ロシアの極右思想家ドゥーギン氏は、ロシアの勢力圏を復活させるのにトランプ氏は役立つ存在と考えている
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