米ハーバード大学は、トランプ政権による広範な文化的変革の要求に対して譲れない一線を示した。今は支援を得るため仲間の大学に期待を寄せている。一方ワシントンでは共和党関係者らが、米国で最も裕福で歴史のある大学が重大な判断ミスを犯し、ドナルド・トランプ大統領に逆らった代償を払うことになると話している。トランプ氏と米国を代表する大学との衝突は、始まった直後にエスカレートした。トランプ氏は15日、ハーバード大の免税資格を取り消す可能性をちらつかせた。実行されれば、政権が14日夜に発表したハーバード大への複数年にわたる助成金と契約の22億6000万ドル(約3220億円)の凍結をはるかに超えて、同大学の財政に打撃を与えることになる。助成金の凍結は、政権が示した広範な要求リストに従わないとアラン・ガーバー学長が表明した後に発表された。