ピート・ヘグセス米国防長官が公務で民間通信アプリ「シグナル」を使用していた件を巡り、事情に詳しい複数の関係者は、同氏が少なくとも12のチャットに関与していたと述べた。これまで明らかになっていた以上に同アプリを公務で幅広く使用していたことが浮き彫りとなった。ヘグセス氏が補佐官に対し、進行中の軍事作戦について外国政府に知らせるようシグナルで指示したこともあったという。また、2人の関係者によると、メディア出演や外国訪問、同氏のスケジュールといった、機密扱いではないが慎重な扱いを要する情報を議論する際にもシグナルを使用していた。ヘグセス氏は多くのチャットを自ら設定し、国防長官室の安全でない回線や個人の電話から文章を送信していたという。