トランプ米政権は、コロンビア大学に同意審決案を提示した。同意審決は連邦政府による監視措置の一形態で、コロンビア大が合意条件を順守しているか確認する責任を、裁判官に委ねることになる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者によると、コロンビア大幹部は政府と協議し、対応策を検討中だ。大学理事会は同意審決案を受け入れるかどうか決めかねているという。発効には大学側の同意が必要だ。関係者によると、政府は大学側に対し、交渉して同意審決を受け入れるか、あるいは法廷闘争に直面するか、いずれかの選択肢を示した。法廷闘争となれば、大学はより厳しい世間の監視の目にさらされ、最終的には同様の法的合意を余儀なくされる可能性があり、条件が一段と厳しくなる恐れもあるという。