ドナルド・トランプ米大統領は先月、自身の関税政策の衝撃を和らげようと、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長に利下げを要求した。それを拒否したパウエル氏を「ひどい負け犬」と呼んだ。パウエル氏は連邦公開市場委員会(FOMC)を受けた7日の記者会見でトランプ氏の要求について質問されると、そうした圧力は「FRBの職務も、その実行方法にも別に影響はない」と語った。FRBは経済データと二つの使命に専念していると話した。またトランプ大統領と2期目政権で会談していないのはなぜかという質問に、当意即妙な回答を行った。パウエル氏によれば、会談を求められたことがない上、「どの大統領とも会合を図ったことがなく、今後も決してない」からだ。
トランプ氏の利下げ要求、FRBに「影響ない」=パウエル議長
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