マーク・ザッカーバーグ氏は、人工知能(AI)が人々の友人やセラピストになり、仕事もこなしてくれることを望んでいる。同氏が描く新たなデジタルの未来では、「AIの友人」の数が人間の友人より多く、チャットボット(自動会話プログラム)がセラピストや広告代理店、プログラマーに取って代わる。人間の体験においてAIが中心的役割を果たすようになる。フェイスブック共同創業者でメタ・プラットフォームズの最高経営責任者(CEO)であるザッカーバーグ氏は最近、ポッドキャストやインタビュー、公の場でこうした発言を繰り返している。6日には米オンライン決済大手ストライプの年次会議に同社のジョン・コリソン社長と登壇し、「人々はフィードのアルゴリズムのように自分のことをよく知り、いわば理解してくれるシステムを望むようになると思う」と語った。