中国の習近平国家主席は、スイスで米政府との貿易交渉に当たらせる代表団の一員として王小洪国務委員・公安相を派遣する。複数の関係者が明らかにした。合成麻薬「フェンタニル」の問題が両国関係の重大課題になっていることを浮き彫りにする動きだ。何立峰副首相率いる中国代表団は10、11の両日に米国のスコット・ベッセント財務長官およびジェミソン・グリア通商代表部(USTR)代表との会談を予定している。習氏の側近の王氏も協議に参加することになる。