米ウォール街で最も影響力のある投資会社の1社であるエリオット・インベストメント・マネジメントは、ロシアから欧州に天然ガスを輸送するパイプラインを含むインフラ資産パッケージの持ち分取得を交渉中だ。事情に詳しい関係者らが明らかにした。この取引は、米国の投資家を関与させることで、かつて強大だったロシアのエネルギー事業を復活させるモデルとなる可能性がある。関係者らによると、エリオットは、パイプライン「トルコストリーム」のブルガリアへの延長部分と共に、データセンター網やデータケーブルなどのインフラ資産への出資を検討している。エリオットは最近、ブルガリアの国営ガス輸送事業者ブルガルトランスガス(Bulgartransgaz)と秘密保持契約(NDA)を締結したという。だが交渉は初期段階にあり、取引が最終合意に至る保証はなく、投資額も不明だと関係者らは述べた。
米エリオット、ロ欧間のパイプラインに出資交渉中=関係者
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