天才ニュートンの後悔の言葉
万有引力を発見した“現代物理学の父”アイザック・ニュートンも、「私は天体の計測はできるのだが、人間の狂気ばかりは測りきれなかった」という言葉を残している。
もう300年以上も前の話だけれど、人の狂気や愚かさといったものは、いつの世も変わらないことがわかる。
ニューヨーク証券取引所の誕生
そんななかでアメリカでは1792年、24人の仲介人によって株式を売買するための市場「ニューヨーク証券取引所」が開設された。
初期のころ、上場銘柄は20くらいしかなく、わずか30分で取引が終わったそうだ。それが少しずつ成長していくとともに、諸外国でも株式投資に対する機運が徐々に高まっていった。
日本の証券取引所と渋沢栄一の功績
日本では、フランスやイギリスの証券取引所を参考に、1878(明治11)年に証券取引所が誕生した。
証券取引所をつくった中心人物の1人が、「近代日本経済の父」渋沢栄一だ。まさしく1万円札にふさわしい人物といえるだろう。
第一国立銀行から始まった日本の株式会社
なお、日本初の株式会社は1873(明治6)年に設立された「第一国立銀行」で、日本の株式会社数は、いまや数百万社にも上り、上場企業は約3900社に上る。
どうだろう? こうして株式の歴史をひも解くと、「株式って、けっこう面白いんだな」と思わないだろうか?
※本稿は『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。