私のところにくる詐欺メールは1日概ね30～50通もありますが、一時期、それを収集したことがあります。その中には「お前の弱みを握っている。すぐに金を払わないとバラす」といったただならぬ脅迫などもあります。
『節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由』（林 望 朝日新聞出版）
そういうメールは多くの場合、よく見ると「仮想通貨で○万ドル払え」とか書かれているんです。そうでなくても、だいたいどんなにヘッジの手を講じても、詐欺メールというものは、1日に何十も着信するのが避けられません。そのためにメール設定のパスワードを随時変更するなどの手は打っていますが、一向に状況は改善されませんから、どこかで情報がだだ漏れになっているのでしょう。困ったことです。
で、そういうのを見ると、「仮想通貨なんか使い方も知らないのに払えるか、アホ」と思いながら、チャッとそのメールを消すようにしています。
これは、私が仮想通貨をまったくやっていないからこういう対応になるわけです。下手に仮想通貨なんかやっている人の中には、こういうメールに真面目に反応してしまう人がいるかもしれません。
仮想通貨で儲けようなんて考えることが、そもそも間違っています。儲けるということは、損する人がいるから儲かるわけです。真っ当な人間は、そうした投機的な事にはいっさい触れないのが人の道というものだと思います。
