「今の利回り」に騙されるな!
驚異の「取得価格ベース利回り」
仲村ただ、ここで鋭い方はこう思うかもしれません。
「でも、花王とかKDDIって、今の配当利回りは2~3%くらいでしょう? そんなに高配当じゃないから、儲からないんじゃない?」と。
小林確かに、ランキングで見る「高配当株」は利回り4%、5%がざらにありますから、それに比べると見劣りする気はします。
仲村そこが大きな落とし穴なんです。
連続増配株の真の魅力は、「将来の利回りが化ける」という点にあります。実際に花王の例でシミュレーションしてみましょう。
小林35年前のデータを見ると……当時の配当利回りはわずか0.6%だったんですね。
仲村そうなんです。当時の株価で花王を買った人は、「利回り0.6%なんて預金と変わらないじゃん」と思ったかもしれません。
しかし、そこから35年間、会社はコツコツと増配を続けました。その結果、どうなったか。
小林今、受け取れる配当金は当時の何倍にもなっていますね。
仲村はい。35年前に投資した金額(取得価格)に対して、今もらえている年間配当金の割合を計算すると、なんと利回りは「13%」にもなるんです。
小林13%! 100万円投資していたら、毎年13万円が何もせずに入ってくる状態ですか。
仲村しかも、これは単年度の話です。35年間の累計受取額で見れば、投資元本なんてとっくに回収できています。
これが「連続増配株」の時間軸を味方につけた投資の威力なんです。
小林なるほど。目先の利回り2%にとらわれず、将来の10%、15%を取りに行く投資というわけですね。
仲村さらに、この間、株価自体も右肩上がりで上昇しています。
つまり、配当収入(インカムゲイン)と株価上昇(キャピタルゲイン)の両取りができている。まさに「最強のほったらかし投資」と言えるのではないでしょうか。
小林それは理想的ですね。でも、花王やNTTのような大成功した例だけを取り上げているわけではないんですか?
仲村いいえ、データで見ても明らかです。日本経済新聞社が出している「日経連続増配株指数」と「日経平均株価」を比較したチャートを見てください。
2011年を起点に見ると、ほとんどの期間で連続増配株指数の方がパフォーマンスが良いんです。
小林確かに、明らかに上回っていますね。市場平均を買うよりも、連続増配株を選んで買ったほうが成績が良いと。
仲村その通りです。では、なぜ連続増配株はこれほど株価も上がるのか?
この後は、そのメカニズムと、本物の増配株を見抜くための「決算書の読み方」に入っていきます。使うのは損益計算書(PL)ではなく、「キャッシュフロー計算書(CS)」です。
【※この記事の続きはこちら】
⇒株価が上がる会社はここが違う!「利益よりキャッシュ」で見抜く連続増配株【決算書1枚で見つかる10倍株・連続増配株! 第4回:その2】
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