安心を買いたいタイプで貯金が習慣
家では愛猫とエネルギーをチャージ

『リライト』
6月13日(金)全国公開
監督・松居大悟×脚本・上田誠が、法条遥の同名小説をオール尾道ロケで映画化したタイムリープ×青春ミステリ。高3の夏、美雪(池田エライザ)の学校に保彦(阿達 慶)が転校してくる。彼の秘密を知った美雪は恋をし、10年後、二人の小説を完成させるが……。
出演:池田エライザ、阿達 慶、久保田紗友、倉 悠貴、山谷花純、大関れいか、森田 想/橋本 愛ほか
監督:松居大悟
脚本:上田 誠
原作:法条 遥
制作・配給:バンダイナムコフィルムワークス
環境も心境も大きく変化する10代から20代。美雪は小説家になる夢を果たすが、彼女自身は10年前、17歳の時に自ら決意して、仕事のために福岡から上京してきた。
「17歳になる前から東京には仕事できていましたが、忙しくなりはじめたことをきっかけに、思い切って上京したんです。最初こそ、給料が入ってすぐ、考えなしに高いギターを買って、スッカラカンになるようなことがありました。でも、2、3カ月後には計画的に貯金する方にシフトして、お金を使ったら倍、稼ぐというスタンスに。ギターは買っちゃいましたけど、もともと物欲はあまりなくて、どちらかというと安心を買いたいタイプなんです。何かあった時に必要なお金を用意するために、たんたんと働いています。一方で、私の母は“自分のために、これを買う”と決めたら、1年計画でちょっとずつ貯金していくんです。家計とのバランスを大事にしながら、自分が欲しいものを自分の働いたお金で買う。その潔さ、妥協のなさは非常にかっこよくて、憧れます」
母親は自分にとって、ミューズのような存在だとも明かす。
「母に学びたいのは、自分の価値観が相手によって、揺らがないところです。殿方で態度が変わることもないし、友人の意見に左右されることもない。ほどよく天然で、ちゃんと可愛げがありながら、自分の尊厳はしっかり守って、発言にも気を付けているようにみえます。きっと信念を曲げるのではなく、どんどん更新していっている人なのだと思います。そういう柔軟な考え方ができる人になりたいなって思います」
女優でモデルでアーティストで映画監督。多才に見えるが、意外なことにもっと気軽な楽しみを見つけたいと話す。
「私は出不精で、こと外出に関してはすごくビビリな面があるんです。旅行は苦手ですし、外食も年数回しか行きません。仕事で100%以上の力を出そうとする分、家に帰るとすっごく力が抜けちゃうんです。家には猫がたくさんいるので、猫専用動画を一緒に見ておしゃべりしながら、静かに暮らしています。あと、こだわりの猫砂や猫のご飯などが入っていたダンボールを冷たい玄関で正座して、ひたすら畳んでます(笑)。これからはもうちょっと人とも関わって、たくさん会話をして、気軽な遊びもちゃんとやりたい。人を通して、自分をもっと知っていきたいです」