スター猫やアイドル見習い猫はデレてくれやすいタイプですが、かといって忍者猫やアーティスト猫がデレないわけではありません。慎重な性格の子を抱っこに慣れさせるのは大変かもしれませんが、そんな子がお部屋のなかでお腹を見せて寝ていたら、それだけでもう十分にデレデレになっている証でしょう。
また、ほとんどの猫さんが(1)~(4)のタイプが混合しています。たとえばわが家のめいちゃんは人に対しては(3)ですが食べ物に対しては(2)ですし、もんちゃんは人に対しては(1)ですが食べ物に対しては(2)です。総合的に見て、特性を見極めましょう。
ツンツン度100…人の近くに
いることすらできない猫の場合
近くに行くと逃げるなど、なかなかそばに近寄れない猫さんと仲よくなるためのトレーニングです。
ツンツン度100の猫さんに試してほしいのが、アイコンタクトを取りながら「私(人間)はよいものである」と覚えてもらう「仲よし大作戦」です。
猫さんも苦手な相手とはそもそも目を合わせないので、アイコンタクトを取れることが仲よくなるためのファーストステップになります。
このトレーニングを重ねるうちに、猫さんは次第に「この人は目を合わせても嫌なことをしてこない」と学習し、少しずつ距離を縮めることができます。
【仲良し大作戦】
(1)猫さんがくつろいでいるときに、優しい声で名前を呼びながら、少しずつ近づいていきます。その途中で、猫さんがいやいやサインを出したら、一歩退きます。その距離が現在、猫さんが心地よいと感じるパーソナルスペースです。
(2)パーソナルスペースの外側から、名前を呼びながら猫さんの視界に入り、目を合わせてみます。見すぎると警戒されてしまうので、まずは1~2秒から。最初は猫さんと目が合わなくても大丈夫です。
(3)目が合うようになったら「○○ちゃん、いい子」と声をかけ、ゆっくりと立ち去ります。このとき、おやつを投げても効果的です。
(1)猫さんがくつろいでいるときに、優しい声で名前を呼びながら、少しずつ近づいていきます。その途中で、猫さんがいやいやサインを出したら、一歩退きます。その距離が現在、猫さんが心地よいと感じるパーソナルスペースです。
(2)パーソナルスペースの外側から、名前を呼びながら猫さんの視界に入り、目を合わせてみます。見すぎると警戒されてしまうので、まずは1~2秒から。最初は猫さんと目が合わなくても大丈夫です。
(3)目が合うようになったら「○○ちゃん、いい子」と声をかけ、ゆっくりと立ち去ります。このとき、おやつを投げても効果的です。
この(1)~(3)を1日に3回程度おこないます。いきなり5回も10回も試すのはやめましょう。猫さんも人間同様、親しくない相手に何度も近づかれると「うっとうしい」と感じてしまいます(笑)。