「無駄」に気づかないのは
浪費家計の典型!

 多くの人が今もなお、「本当は買わなくてもいいモノ」を買い続けています。でも本人は、そのことに気づいていません。「無駄」とすら思っていないでしょう。

 ですが本来、「買わなくてもいいモノ」「持たなくていいモノ」を買うことは無駄遣いであり、貴重な財産を失うことでもあります。使いもしないモノを買うこと、必要以上にモノを買い込むことは、浪費家計の典型です

 大量にモノを買い込めば、収納や物置に置き去りになり、いずれ存在すら忘れてしまうでしょう。「無駄だった」「次から買い物で気をつけよう」と反省することなく、同じ失敗を繰り返し、家がモノだらけになってしまうのです

 そして最悪なのは、モノが多いことが当たり前になってしまうことで、「余計なモノにお金をかけ過ぎている」という家計の問題点に気づきにくくなり、そして節約を面倒くさがり、家計改善が後回しになってしまうことです。

 したがって、部屋の片付けをすることは、いち早く「家計の無駄」に気付かせてくれる最高の手段になります

 たとえば、あなたの家はこのようなモノが増えてないでしょうか。

・大量の傘が家にある。
・買ってから数回しか着ていない衣類が何着もある。
・食器やカトラリーが大量にある。
・賞味期限切れの食材や調味料が家にある。
・大量の文房具を持っている(ペン、付箋、メモ帳、ハサミ等)。
・同じような衛生用品が何個もある(爪切り、綿棒、石鹸等)。
・消耗品のストックを山ほど買っている。
・ずっと積読になっている本が何冊もある。
・1年以上使ってないメイク用品が何個もある。
・便利グッズや家電、ガジェットを買ったけど全く使っていない。
・旅先で記念品を買ったけど、日常生活で使い道が見つからない。