
ビジネス、経済、経営、マネジメント、スキルアップ、キャリア、マネーなど、ビジネスパーソンに役立つ情報をイラストや視覚でわかりやすくお伝えする「グラフィックニュース」。今回は、伊藤園の「お~いお茶」についてヒットの裏側を解説します。(著者 濵口翔太郎/グラフィック制作 SmartNews)
グラフィックニュースはSmartNews+で制作・配信されたコンテンツです
本連載では、SmartNews+で配信中の「グラフィックニュース」を特別に公開します。今回のテーマは、「お~いお茶」のロングヒットを支える俳句の狙いです。
伊藤園が1989年に発売した「お~いお茶」は、2022年8月に累計販売本数が400億本を突破しました。競争が激化する緑茶市場の中で、「お~いお茶」は今も首位をキープしています。
ロングヒットを陰で支えてきたのが、消費者から俳句を募ってラベルに載せる「新俳句大賞」です。この企画は、「お~いお茶」が世に出た1989年から毎年欠かさず続いており、22年10月時点での累計応募数は4100万句超。今では日本最大規模の俳句コンテストになりました。

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当初は缶入り緑茶として発売された「お~いお茶」は、90年にペットボトル入り緑茶として刷新後、しばらくの間は独壇場を築いていました。が、そこに殴り込みをかけてきたのが、キリンビバレッジやサントリー、日本コカ・コーラといったライバルたち。
それでも「お~いお茶」は激戦区の緑茶飲料市場でトップシェアを維持し続けています。その秘訣とは?そして、俳句企画は、どのような側面から売り上げに貢献してきたのでしょうか?
伊藤園によると、ロングヒットの裏側には三つの理由があるそうです。その全貌とともに、俳句の掲載にどんな狙いがあるのかを探ります。

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