イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランに対する「歴史的勝利」を宣言した。イランの核開発計画とミサイル製造産業を破壊したと主張するとともに、より広範な中東勢力の再編を示唆した。ネタニヤフ氏はイランのウラン濃縮施設と2万発以上の弾道ミサイル備蓄に言及し、「われわれの存続にかかわる二つの差し迫った脅威を排除した」と述べた。イスラエル軍は、ナタンズのウラン濃縮施設、イスファハンのウラン転換施設(UCF)、アラクの重水炉などを標的としたと説明。また、ドナルド・トランプ米大統領の指示の下、米軍は地中深くに設置されたフォルドゥのウラン濃縮施設を破壊したと述べた。ネタニヤフ氏はイスラエルの攻撃について、イランが過去50年間で経験した中で「最も壊滅的な」攻撃とし、イランの主要な核科学者とミサイル技術者を殺害したほか、数百人もの政権の工作員を「排除した」と述べた。