中国はイスラエルとイランの戦闘を受け、ロシア産天然ガスを中国へ運ぶパイプライン建設に改めて関心を示している。事情に詳しい関係者が明らかにした。数年間停止していたプロジェクトが動き出す可能性がある。パイプライン「パワー・オブ・シベリア2」プロジェクトを巡っては価格や所有権の対立に加え、エネルギー供給でロシア依存度が高まることへの中国側の懸念で協議は頓挫していた。だが、現在停戦中とはいえ、中東で戦闘が起きたことで同地域の石油・天然ガスに依存できるか中国は再検討している。コンサルティング会社ライスタッド・エナジーによれば、中国はカタールとアラブ首長国連邦(UAE)から液化天然ガス(LNG)の形でガスの約30%を輸入。これはイランが封鎖をちらつかせたホルムズ海峡経由で輸入している
中国、ロシアとのガスパイプライン再検討 イスラエル・イラン紛争受け
ロシア産天然ガスを中国へ運ぶ「パワー・オブ・シベリア2」プロジェクトに改めて関心示す
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