イスラエル軍のエヤル・ザミール参謀総長は25日、12日間にわたるイランとの戦争で、イスラエル軍の特殊部隊がイラン国内で地上作戦を展開していたと明らかにした。ザミール氏は事前に収録された動画での声明で、「部隊は敵地の奥深くで秘密裏に作戦を実施し、われわれに作戦を展開する自由を与えた」と述べた。ドナルド・トランプ米大統領はこれまでに、米軍がイランのフォルドゥ核施設を攻撃した後、イスラエルが工作員を送り込んでいたことを示唆していた。ハーグで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で記者団に対し、「攻撃後に施設内に入った工作員がおり、完全に破壊されていたと報告した」と述べていた。ザミール氏は、イスラエルと米国によるイランへの攻撃については、「イランの核開発計画は広範かつ深刻な打撃を受け、数年単位で後退することになる」と述べた。