顧客の生の声がリアルに届く
ソーシャルリスニング
グーグルが開発した眼鏡型端末「グーグル・グラス」のテスト版が、5月20日頃から先行購入予約をした世界各国のソフト開発者らのもとに届き始めたそうです。
めがねを通して見える景色にインターネット上の情報を重ねて表示できたり、付随の超小型カメラで撮影した写真やビデオをネット上にアップロードするという一連の操作が、音声はもちろん、フレームに付いた小型タッチパネルを通して実行できるほか、頭を振るなどの動作でも行うことができる、いわゆるウェアラブル情報端末です。
こうした動きを見ていると、テクノロジーが進化でリアルとヴァーチャル、もしくはデジタルの世界が融合し、その垣根さえもわらなくなるであろうことが予測されます。逆に言えば、アナログ世界では見えなかったさまざまことが、デジタル技術の力で可視化されるようになったと捉えることもできます。
典型的なのは、「ソーシャルリスニング」です。
これまではテレビなどのマスメディアで報道された情報が、視聴者にどんな影響を与えたかを正確に知る術は限られていました。ところが、ビッグデータの解析技術が進んできた昨今では、情報の影響力がある程度リアルタイムに把握できるようになりました。
ソーシャルリスニングは、フェイスブックなどのソーシャルメディアに発信された率直な意見を拾い集めてトレンドを予測したり、自社の商品に対する意見などに焦点を当てて分析し、改善の材料とすることです。
このソーシャルリスニングをリアルタイムで行えるのが、ヤフーが提供している「リアルタイム検索」です。