
読者の反響が大きかった記事を再配信します。(記事初出時の公開日:2024年4月30日)
ビジネスパーソンにとって、言葉は頼もしい武器。どんな言い方をすれば、相手の気分を害さずに真意を伝えられるのか。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
帰省して、実家で親戚と食事。おじさんに徳利で日本酒を継いだら、「注ぎ口から注ぐのは、『縁を切る』という意味になるからマナー違反なんだよ」と、やさしく諭された。
一般的には「謎マナー」とされているが、さすがに「本気で信じているんですか?」とは言えない。どう返すか?なお、おじさんは、けっして怖い人ではない。
(A)「そうなんですか。でも、こぼすほうがマナー違反じゃないかなあ」
(B)「どっかで聞いたことあります。面白いこと考える人がいますよね」
(C)「その話、よそで言ったら、おじさんが恥をかくことになりますよ」
(B)「どっかで聞いたことあります。面白いこと考える人がいますよね」
(C)「その話、よそで言ったら、おじさんが恥をかくことになりますよ」
正解は……
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B
△ (A)「そうなんですか。でも、こぼすほうがマナー違反じゃないかなあ」
◎ (B)「どっかで聞いたことあります。面白いこと考える人がいますよね」
× (C)「その話、よそで言ったら、おじさんが恥をかくことになりますよ」
解説
マナーに絶対的な正解はありません。ただ、自分はくだらないと思っているのに、「勉強になります」などと感心したフリをするのは、さすがにやり過ぎ。むしろ、おじさんをバカにしていることになります。
ここはBの言い方で、「その説があるのは知っているけど、信じていない」というスタンスを明確に示しておきましょう。Aだと、感情的に反発しているだけに聞こえるかも。Cはその通りですが、その場でおじさんに恥をかかせることになります。