そこで、割高・割安を考えるうえで、一つの方法が市場全体のPERや業種別のPERと比較すること。業種平均と比べて低ければ割安圏、高ければ割高圏と考えるわけだ。本ランキングはでは(表1)に業種別のPERを計算している。ちなみに東証1部全体のPERは5月30日で16.45倍だ。

決算ランキング(2)<br />株価乱高下のいまこそ、割安株の見極め時!<br />最新決算で出した「低PER企業ランキング」

会社の解散価値を表すPBR

 割安・割高を見るもう一つの指標が、PBR(株価純資産倍率)である。こちらは株価を1株当たり純資産(以下、1株純資産)で割ったもの。簡単に言えば、純資産とは株主が払い込んだおカネ、過去の利益の蓄積、有価証券の評価差額などから構成されている(株主資本、自己資本とほぼ同じ)。言い換えると、その会社が持っている資産を全部売って、借金などを返した後に残るおカネで、株主に属するものと考えればよい。資産を全部処分したときに残るおカネなので、会社が解散するときの「解散価値」を表していると見ることもできる。

 株価が200円で1株純資産が100円なら2倍、株価が100円なら1倍で解散価値とイコールということになる。普通1株純資産が株価の底値と言われるが、株価が1株純資産を下回る、つまり1倍を割るケースもある。この場合、理屈の上ではその会社の株を買って、会社を解散して純資産を株主に分配すれば、1株純資産と購入した価格の差だけ利益が出るから、普通は1倍を下回らない。