イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が7日にホワイトハウスを訪問した際の最大のニュースは、ドナルド・トランプ米大統領が世界の別の地域について語ったことだ。トランプ氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対する存亡をかけた戦争を続けるウクライナへ、米国が兵器供与を再開すると述べた。トランプ大統領は一部の側近が分かっていないことを理解している。それは、ウクライナへの兵器支援は米国の安全保障上の利益に根ざした現実主義だということだ。トランプ氏は7日に記者に対し、「われわれはさらに兵器を送るつもりだ」とし、「そうしなければならない。彼らが自衛できることが必要だ。非常に激しい攻撃を受けている」と述べた。これに続いて大統領は8日、閣議でプーチン氏を激しく非難した。トランプ氏は「プーチン氏からは、たくさんのたわごとを聞かされている。(彼は)いつもとても感じが良いが、結局それは無意味であることが分かる」と語った。その通りだ。