ドナルド・トランプ米大統領は、ホワイトハウスが提案した94億ドル(約1兆3500億円)規模の予算削減法案を巡る上院採決を来週に控え、共和党の上院議員に対し、造反した場合は支持取り消しも辞さない構えを示した。トランプ氏は「政府効率化省(DOGE)」主導でまとめた同法案の上院採決を自身への忠誠心をはかる試金石と位置づけており、上院とホワイトハウスの対立が予想される。トランプ氏が反対意見を抑え込もうとする背景には、スーザン・コリンズ上院議員(メーン州)やリサ・マカウスキ上院議員(アラスカ州)など一部の共和党議員が、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)・AIDS救済プログラム「PEPFAR」や公共放送協会(CPB)への連邦予算を保護しようと、法案修正を求めたことがある。
トランプ氏、予算削減巡り共和上院議員に圧力
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