ドナルド・トランプ米大統領は、米国が8月1日から欧州連合(EU)とメキシコの製品に30%の関税を課すことを両国の首脳に宛てた書簡で伝えた。トランプ氏が12日午前、トゥルース・ソーシャルへの投稿で明らかにした。書簡はトランプ大統領の世界的な貿易戦争における最新の通達であり、8月1日までに関税を引き下げることを目的とした集中的な交渉を控え条件を引き上げた格好。トランプ大統領は米国の貿易赤字を書簡の重要な焦点としている。同大統領は、EUが「米国への完全でオープンな市場アクセスを提供し、関税を課さない」場合、またメキシコが麻薬カルテルとの闘いを強化した場合、関税の引き下げを検討すると述べた。新たに発表された30%の関税は、トランプ大統領が4月2日にEUに対して脅した、いわゆる20%の相互関税に代わるものである。また、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に従わないメキシコ製品に対する25%の関税にも取って代わることになる。
トランプ大統領、EUとメキシコに関税30% 8月1日から
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