ドナルド・トランプ米大統領は18日、性的人身取引などに関与したとして起訴され、拘置所で死亡した米実業家ジェフリー・エプスタイン元被告に送った誕生日の手紙に関する記事で名誉を傷つけられたとして、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の発行元を提訴した。フロリダ州南部地区の連邦裁判所に提出されたこの訴訟には、ダウ・ジョーンズとその親会社であるニューズ・コープも被告として含まれている。また、ニューズ・コープ名誉会長のルパート・マードック氏、ロバート・トムソン最高経営責任者(CEO)に加え、WSJの記者2人の名前も挙げられている。訴訟は問題の記事について、2003年にトランプ氏がエプスタイン元被告のために裸婦の絵を含む手紙を書き、これに署名したと偽っているとしている。訴状によれば、本物の手紙も絵も存在しない。