
言葉は頼もしいパートナー。あなたに力や勇気や幸せを与えてくれます。「大人の言い換え力」に磨きをかけて、日常のピンチを華麗に切り抜けたり、果敢に立ち向かったりしましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
帰省して母娘でスーパーへ買い物に。セルフレジで会計をしようとしたら、母が「私、こっちに並ぶのは初めて。お客なのに働かされるなんて」と文句を言い出した。
「なに、時代遅れなこと言ってんのよ」と適当に流したいが、それだと文句がさらにエスカレートしそうだ。うるさいので早くなだめたい。どう言えばいいか?
(A)「こっちのほうが気楽で好きだな。安さを維持するためだから仕方ないよ」
(B)「働かされたじゃなくて、手助けしてあげたと思えばいいんじゃないかな」
(C)「アハハ、さすがお母さん、現代社会に潜む問題点を鋭くあぶり出したね」
(B)「働かされたじゃなくて、手助けしてあげたと思えばいいんじゃないかな」
(C)「アハハ、さすがお母さん、現代社会に潜む問題点を鋭くあぶり出したね」
正解は……
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A
◎ (A)「こっちのほうが気楽で好きだな。安さを維持するためだから仕方ないよ」
× (B)「働かされたじゃなくて、手助けしてあげたと思えばいいんじゃないかな」
△ (C)「アハハ、さすがお母さん、現代社会に潜む問題点を鋭くあぶり出したね」
解説
すっかりおなじみになったセルフレジですが、たしかに、お母さんが言う側面もあるにはあります。しかし、人件費が高騰する中で今後も普及が進むのは間違いないし、慣れればそんなに負担でもありません。ちょっと面白いし、話さなくていいのは気楽です。
Aのように、そんな気持ちや背景を話すことで、ひとまずは納得してもらいましょう。おだてておくCも、文句を言うのが好きなタイプを黙らせるには有効です。
ただ、調子に乗せると面倒だし、次にいっしょに買い物に来たときにも同じ文句を聞かされのは必至。受け止め方を変えればストレスが減りますよと説くBは、親子という関係性などを勘案すると(いやそうじゃなくても)、かなりうっとうしい返しです。