頼むから話しかけないで…「5分だけいい?」から30分も話す迷惑上司、ちゃんと時間を守らせる“感じのいい一言”とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

言葉は頼もしいパートナー。あなたに力や勇気や幸せを与えてくれます。「大人の言い換え力」に磨きをかけて、日常のピンチを華麗に切り抜けたり、果敢に立ち向かったりしましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 課長は「打ち合わせしたいんだけど、5分だけいい?」と言いつつ、いつも30分ぐらい話を続ける。その前提で相手できるときはいいが、時間がないときはキツイ。話の途中で「5分たったので」と席を立つのも勇気がいる。

 今日は仕事やアポが詰まっている状況だが、課長に「5分だけいい?」と声をかけられた。感じのいい牽制(けんせい)の仕方は?

(A)「10分後にアポが入ってますが、それまででよろしければ」と最初に告げる
(B)「今日は忙しいので、間違いなく5分でお願いしますね」と時間を区切る
(C)「本当に5分で失礼させてもらってもいいですか」と事前に確認しておく

正解は……

A

◎ (A)「10分後にアポが入ってますが、それまででよろしければ」と最初に告げる
× (B)「今日は忙しいので、間違いなく5分でお願いしますね」と時間を区切る
△ (C)「本当に5分で失礼させてもらってもいいですか」と事前に確認しておく

解説

「5分だけいい?」は、飲んでいるときの「もう1杯だけ」と同じで、それだけで済むことはまずありません。そこはまあ暗黙の了解ということで、大らかに受け入れたいところ。

 ただ、時間がない状況で、いつものように「5分だけ」が30分ぐらいに伸びてしまうのは困ります。お互いの心の平穏やスムーズな仕事の進行のために、あらかじめ「今日は時間がないので、早めに切り上げてほしい」というメッセージを伝えましょう。

 課長だって雑談をしに来たわけではありません。Bの高圧的な牽制は、かなり失礼です。Cも気持ちの焦りは伝わりますが、課長を邪魔者扱いしているように聞こえるかも。

 ここはAの言い方がベスト。こう言っておけば、話が伸びそうでもスムーズに席を立てます。