「この人、仕事ができるな」は、毎日のメールで決まる。「相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【お悔やみ申し上げます】訃報の連絡があったとき、絶対に言ってはいけない一言・ナンバー1Photo: Adobe Stock

 訃報を受け取ったとき、何をどう伝えるべきか迷う方も多いでしょう。相手が深い悲しみの中にいるときこそ、言葉選びには細心の注意が必要です。今回は、特に避けたい一言と、代わりに伝えられるお悔やみの言葉をご紹介します。

当事者からの訃報連絡にはお礼は言わない

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× お知らせありがとうございました。
○ 言葉もありません。社内への連絡は私のほうでいたします。

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 訃報の第一報は通常は電話が多いと思いますが、いずれの場合も悲しみの中にある人に「ありがとう」は失礼です。伝達を仲介してくれた人には、「お知らせありがとうございます」と書いてもOK。

お悔やみを述べるときにつかえる表現は?

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ご尊父様の訃報に驚いています。
ご家族の皆様のお悲しみを思い、心からお悔やみ申し上げます。

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 訃報に接し、とるものもとりあえずお悔やみを述べる文例です。
 もっとていねいにするなら、
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ご家族の皆様のお悲しみをお察し申し上げますとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。
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 とします。

※本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。