「この人、仕事ができるな」は、毎日のメールで決まる。「相手に間違ったニュアンスで伝わってしまう」「文面がこわいと言われるが、原因がわからない」「メールの返信に時間がかかりすぎて、1日が終わってしまう」。メール仕事には、意外と悩みがつきものです。本連載では、中川路亜紀著『新版 気のきいた短いメールが書ける本』(ダイヤモンド社)から編集・抜粋し、迷いがちなメールの悩みを解決するヒントをお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
返信で書ける「承知しました」以外の上品なフレーズ

ビジネスメールでよく使う「承知しました」という表現。シンプルで間違いのない返事ですが、これだけでは少しそっけない印象になってしまうこともあります。そこで、返信に加えるだけで受け取った相手が「丁寧だな」「感じがいいな」と思える一言を紹介します。
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・3日(水)午後2時からでお願いいたします。
・それでは、3日(水)午後2時にお待ちしております。
「了解した内容」を復唱すると、より丁寧な印象になります。
・メール拝受しました。
「拝受」は「受け取る」の謙譲語。相手を敬いながら感謝して受け取るという意味になります。
・メールをうれしく拝見いたしました。
よい知らせや、自分の仕事などへのよい評価などが書いてあるメールを受け取ったときの返信に。
・さっそくのご返信ありがとうございました。
間をおかず返事がきたとき。
・重要なお知らせをいただき、ありがとうございました。
知らせてもらって助かる情報をもらったときなど。
・ご出張先からのご連絡ありがとうございました。
出先からわざわざメールをくれたとわかるときには、ひとことふれます。
・ご快諾ありがとうございました。
気持ちよく承諾してもらったとき。
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※本記事は『新版 気のきいた短いメールが書ける本』を一部抜粋・編集したものです。