【スマホも辞書もOK】東大合格者が実践する過去問活用法
【高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格!】――しかも、首席合格とわずか3点差のほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)の著者は、中学3年生のときに「東大合格」を宣言。高校にも塾にも通わず、完全独学で東大合格を目指したけれど……全国模試は「偏差値45」。そこで、徹底的に「国語」鍛えるという“大逆転の勉強法”を編み出す。勉強の大半を「読書に費やす」という常識外れの戦略で、全科目の成績が軒並みアップ! すべての科目は結局、国語の力がモノをいうことがわかった。コスパとタイパを徹底し、四コマ漫画や恋愛ゲームで楽しみながら学力を高める方法から勉強への合理的なモチベーションの高め方までを徹底指南。超★実践的な成績アップ法を初公開する。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

「過去問=リハーサル」という誤解
過去問を入試のリハーサルだと勘違いしている人は、試験と同じ制限時間内で過去問を解こうとしがちです。
繰り返し指摘しているように、過去問を解く真の狙いは、「これからの勉強をどう進めるべきか」という指針を得ること。制限時間は、決して設けないでください。
「いきなりプロ」は足がすくむだけ
東大の過去問を、実際の制限時間内に解こうとするのは、プロ野球選手に憧れている子どもが、いきなりプロのマウンドやバッターボックスに立つようなもの。
気後れして足がすくみ、できることもできなくなってしまいます。
まずはネット裏の特等席で観察を
プロ野球選手を夢見る子が行くべきなのは、プロのプレーがいちばん間近で見られるネット裏の特等席です。
そこでプロのピッチング、バッティング、守備の凄さを肌で感じ、その高みに近づくには、どんなトレーニングや練習をすればいいかを考えるチャンスにすべきです。
過去問を解くのは、まさにそのような体験をするのが主眼なのです。
時間無制限+スマホ・辞書・参考書OKで取り組もう
過去問を解くのであれば、時間の制限を設けず、さらにスマホや辞書、参考書なども使ってOKです。
これは国語に限らず、どの科目でもそうなのです。
大学が本当に見ているのは「思考力」
東大入試に限らず、現代の大学入試問題が問うているのは、突き詰めると「思考力」。
暗記力でも、単なる知識量でもありません。必要な情報は、スマホで検索すれば、すぐに得られる時代になっていることは、出題者側も重々承知しています。
スマホ使用は“反則”ではなく“時代に即した練習”
暗記力や知識量が問われない科目の最たるものは「国語」ですが、英語でも日本史でも、スマホや辞書、参考書を補助的に使いながらであれば、受験生と似た条件で過去問に臨めるはずです。
時間に制限を設けず、スマホなども使えることを前提に過去問と向き合えば、志望する大学が求める「思考力」がどれほど身についているかがわかります。
そして、足りない部分を埋めるために、これから何を勉強するべきかがわかるのです。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。