3男1女全員を国内最難関の東京大学理科三類(医学部)に合格させた『東大に入るお金と時間の使い方』(ダイヤモンド社)の著者・佐藤亮子ママ。18歳の大学入学までを全力でサポートするため、「お金」も「時間」も惜しまなかった。受験でなにより貴重なのは「時間」。時間を最大限に活用するため、「お金」を惜しまなかったのだ。子どもの将来を決めるのは、親の「お金」と「時間」の使い方と断言する佐藤ママが、これまで語ってこなかった「東大とお金」について、その秘密を全公開!
※本稿は、『東大に入るお金と時間の使い方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

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中学受験をしないなら検定にチャレンジ

中学受験をする小学校高学年の子どもには、受験塾以外の習い事をしている余裕はありませんが、中学受験をしないのであればおすすめしたいことがあります。

それは「英検」(実用英語技能検定)、「英検Jr.」(旧児童英検)、「算数検定」(実用数学技能検定)、「漢検」(日本漢字能力検定)といった検定にチャレンジしておくことです。

とくにおすすめは「英検」「英検Jr.」です。

英語の受験勉強は先手を打つ

5教科のなかでも、英語の受験勉強は、国語・数学・理科・社会に比べて仕上げるのに時間がかかります。高校受験を視野に入れ、とくに英語は早め早めに先手を打って進めておくといいです。

中学進学後は、高校受験を念頭に「英検」にチャレンジしておきたいところです。数学を独学で進めるのは難しいですが、英検対策は独学で進めやすいです。

中3の時点で「高校中級程度」の準2級か、「高校卒業程度」の2級に合格しておくのが理想です。実のところ準2級や2級はかなりハードルが高いのですが、少なくとも3級は必ず合格しておきましょう。

歴史は「学習漫画」を読むと効果的

数学の進度が速い中高一貫校の生徒たちと大学受験で争うことを想定して、仕上がりに時間のかかる英語は、小学校高学年から徐々に底上げしておいたほうがいいです。

また、日本史や世界史の場合、「学習漫画」を読むと効果的です。歴史は、なんといっても全体の流れをつかむと頭に入りやすい教科ですから、ストーリーを楽しみながら全体の流れをつかめる学習漫画は最適なのです。

わが家では、長男が小3のころにそろえた日本史と世界史の学習漫画を、中学の定期テストのときにも読み直していました。テストの範囲を学習漫画でおさらいしてから勉強すると、記憶に残りやすいです。

【POINT】⇒ 仕上がりに時間がかかる英語は早めにとり組んでおきましょう

※本稿は、『東大に入るお金と時間の使い方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。ぜひチェックしてみてください!