
第二次世界大戦という激動の時代の中で生まれた感動の「食エピソード」を、食漫画マスターの魚乃目三太がほんわか温かく描く、人気マンガ『戦争めし』。ダイヤモンド・オンライン特別配信の第一弾は、大好評を博した「幻のカツ丼」を掲載する。
【あらすじ】
今から80年前、日本はアメリカ、中国、イギリス、オーストラリア、オランダなどを相手に戦いました。その太平洋戦争時代、日本は「1億総特攻」、すべての国民は日本の勝利を信じ、“贅沢は敵”とされ、服や食事すらも制限されていました。
そんな時代の兵隊さん達もお国のため、国民のためと、いつも空腹で質素な食事を強いられていたとお思いでしょうか。実はそうではありません。日本軍は戦争末期の壊滅的状況になるまでは、温かい食事と味、栄養にこだわり、飯盒(はんごう)による自炊を推奨していたのです。
『戦争めし』はそんな時代の“食事達”が主役のお話です。
本作「幻のカツ丼」の舞台は、1944年12月の南太平洋に浮かぶブーゲンビル島です。ブーゲンビル島は第一次世界大戦後、オーストラリアによって委任統治されていましたが、1942年に日本軍がガダルカナル島への中継基地にするために進出し、飛行場を建設しました。
しかし、1943年11月に連合軍が上陸してあっという間に飛行場を建設すると、制空権は連合軍に移ります。日本軍は反撃を試みましたが失敗し、戦況は連合国側に有利に進みました。
東京の早稲田にある定食屋さんに勤めていた「僕」(山田)は召集令状によりブーゲンビル島に派兵されたものの、体を鍛えていたわけではない、銃も得意ではない…でも料理ができるので、夜になると分隊のメシ炊き係として重宝されます。
分隊長が「日本に帰ったら食べたい」という「カツ丼」を、ジャングルの奥で見つけたあるものを使って再現しようとします――。
マンガの続きは『戦争めし』でチェック!


