立教大生の生活と性格
スマートで、良くも悪くも執着心がない若者たちが集う。人間関係は「つかず離れず」で、リーダーシップより
も、協調性を重んじる。「『周囲がこうしているから、自分も』といった空気がないのは魅力的」(観光学部生)だという。
学生の多くは、愛校心というより「立教であることの安心感」を抱いている。自分の大学や学部を悪く言うこともあるが、それは世間の評判に背中を預けている余裕の裏返し。華やかさには若干欠けるが、どうすれば、他人や世間とうまくやっていけるかを熟知し、立ち回りはとっても優れている。
池袋界隈には、若者向けの居酒屋やバーがたくさんあるので、それなりによく飲む。「一次会では陽気に騒いで、二次会からは気の合った仲間だけ残って語り合うスタイルが一般的」(法学部生)とか。新座キャンパスの飲み会は、志木か池袋。意外と、志木には学生ウケのよいお店も多いようだ。
サークルは公認団体だけで約200。非公認も含めると数え切れない。「マンモスサークル以外は、アットホームな雰囲気で好きなことを楽しんでいる」(文学部生)。インカレのサークルに入る人もちらほら。
池袋キャンパスで特に多いのはテニスで、公認テニスサークルが対決する立教オープンはかなり盛り上がる。文化系サークルも音楽系、創作・表現系、学術・研究系など豊富。体育会系はもっぱら新座キャンパスで活動しているので、池袋では影が薄い。新座から池袋のサークルに参加している人もけっこういる。
青山学院大生の生活と性格
いくら青学だからといって、みんながチャラチャラした遊び人というわけではない。一見やる気に欠けた「今どきの大学生」に見えてしまうが、ゼミやサークル、就職活動など自分がやるべき場面では、きちんとやるようだ。「ONとOFFがはっきりしている人が多い」(経営学部生)とか。
飲み会といえば青山キャンパスは、何といっても渋谷。なかでも、センター街での飲み会が圧倒的に多い。バカ騒ぎをしたりはしないが、それなりに合コンを楽しむ学生もけっこういる。
一部の遊び人たちは、六本木や西麻布に繰り出してみたり、「隠れ家」のクラブに通ったりも。相模原キャンパスは、みんなで集まるといったら町田。淵野辺駅からは横浜にも新宿にも行こうと思えば意外とラクに行ける。
「世間が思っているような飲み方をする人は一部で、みんな平和にやっている。ハメを外しすぎるとかえって浮く雰囲気すらある」(総合文化政策学部生)や「育ちがいい人(特に女子)は門限があるから普通に飲み会は早めに終わる」(文学部生)など、真面目な一面も。
「青学=遊んでばかりみたいなのは幻想で、大半は地味ですよ。張り切るのは1年前期だけです」(法学部)というように、身構える必要はなさそうだ。