企業各社は米コンサルタント会社マッキンゼーの人的専門性に高額な対価を支払っており、約1世紀にわたってそれには正当な理由があった。このエリート企業のコンサルタント集団は複雑な情報を統合して次の一手を示すことで、最高経営責任者(CEO)らが最も困難な課題に対処するのを支援してきた。マッキンゼーは現在、自社の存続をかけた変革に取り組んでいる。同社の高収入のコンサルタントが行う業務を、人工知能(AI)が数分以内にこなせるケースが増えている。この現実を受け、マッキンゼーは事業の再構築を進めている。同社のグローバル・マネージング・パートナー、ボブ・スターンフェルズ氏によると、AIは現在、取締役会のあらゆる会議で議題に上がっている。AI技術は、顧客との協働方法、採用活動、さらにはどのプロジェクトを受注するかにも影響を及ぼしている。
AIでコンサル激変、マッキンゼーの存続かけた変革
高収入のコンサルタントが行う一部業務、AIは数分で可能
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