『戦争めし』(c)魚乃目三太/秋田書店『戦争めし』(c)魚乃目三太/秋田書店

第二次世界大戦という激動の時代の中で生まれた感動の「食エピソード」を、食漫画マスターの魚乃目三太がほんわか温かく描く、人気マンガ『戦争めし』。ダイヤモンド・オンライン特別配信の第4弾は、「極寒のパイナップル」を掲載する。

【あらすじ】

 第二次世界大戦時、日本は兵士を国民から徴集し、少しの訓練で戦地へと送り込みました。その中には普通のサラリーマン、大工さんに運転手、教師や理髪師、料理人など、様々な職業の人がいました。

 本作「極寒のパイナップル」は、ある有名な料理人のお話です。

 舞台は、1945年8月のソビエト領ハバロフスク。この年、日本は敗戦国となり、ソ連軍の管理下にあった朝鮮、樺太、千島にいた日本兵は、捕虜としてシベリアの捕虜収容所に連行されました。

 その目的は、ドイツとの闘いで荒廃した国土経済再建のための労働力として日本人兵士を使うためであり、その人数は約76万人と推定されています。

 収容所での食事は、黒パン300グラム、羊の肉の塩漬けとジャガイモや野菜くずを煮込んだお粥みたいなスープ(カーシャ)が1杯だけの貧しいものでした。

 帝国ホテルで見習いコックをしていた男性は、ある時、ロシア兵に呼ばれて、死期の近い日本人捕虜に「本人が望む最期の食べ物」を作ってやってくれと依頼されます。

 そこで日本人捕虜からオーダーされたのは「パイナップル」。しかし冬のハバロフスクは極寒で、パイナップルなどありません。パイナップルを再現するために使った材料とは――。

 マンガの続きは『戦争めし』でチェック!

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