米ゼネラル・モーターズ(GM)はトランプ政権が発動した高関税にもかかわらず、電気自動車(EV)用電池を中国から輸入する計画だ。米国内での電池生産が追いつくまで、第2世代の「シボレー・ボルト」に中国の車載電池最大手、寧徳時代新能源科技(CATL)の製品を利用する。複数の関係者が明らかにした。関係者によると、GMは自社と韓国のEV電池大手LGエナジーソリューションの電池工場が立ち上がるまでの約2年間は、CATLから電池を購入する予定だ。GMは、リン酸鉄リチウム(LFP)を使用する、CATLより低コストの独自製品が製造できるようになるまでの当座の措置だと説明。競争力を維持するために、一時的に同じような業者から電池を調達していく方針だとした。