ドナルド・トランプ米大統領は近く、金地金への関税について明確に説明する大統領令を出す予定だ。あるホワイトハウス当局者が明らかにした。米税関・国境警備局(CBP)が金地金は高関税の適用対象だと判断したことが背景にある。CBPはニューヨークの企業に宛てた7月31日付の書簡で、スイスから輸入される金地金に10%の相互関税を適用すると明示した。その後、スイスに対する相互関税は39%に引き上げられた。米国が金地金に関税を導入したとの報道を受けて、8日の金先物市場で金価格は過去最高値を更新した。だが、ホワイトハウスは同日午後、方針を転換する可能性を示唆した。この政権当局者によると、大統領は「近いうちに、金地金やその他の特殊製品への関税に関する誤った情報を正すための大統領令を発令する意向だ」と述べた。詳細は明らかにしなかった。
米政権、金地金関税の「誤情報」を説明へ 大統領令で
特集
あなたにおすすめ