バネッサ・ロングさんはコーネル大学に入学したばかりのころ、クラスメートからグーグルカレンダーの招待状を受け取った。「私の寮に遊びに来ない?」。招待状にはそう書かれていた。時間は午後10時となっていた。ロングさんは「イエス」をクリックしたものの、戸惑った。その後、キャンパスではこうしたやり取りが普通であることに気付いた。招待状をくれたクラスメートは、ただ会っておしゃべりをしたいだけだった。コーネル大では、学生があらゆることにグーグルカレンダー――学生は「GCal」と呼んでいる――を利用している。ロングさんによると、「何時に就寝するか、何時に食事を取るか、5分の散歩に出掛けるかどうか、毎日行くキャンパス内の食堂で昼食を一緒に取るかどうか」といったことにGCalが利用されているという。
米大学生の予定管理、何でもグーグルカレンダーで
授業に向かうための徒歩移動から就寝時間まで、起きている時間全てを「GCal」が指図している
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