なぜあのワインショップは「クリスタルガイザー」を配るのか? ファンが激増するストーリー戦略
【“1年半無収入”からの大逆転ノウハウ】「ワインが好き」――ただそれだけの想いを胸に、安定した職を捨てた一人の男。しかし、彼を待っていたのは“1年半もの無収入”という過酷な現実だった。絶望の淵から、いかにして彼は大逆転を遂げたのか? ネットショップ経験ゼロからスタートし、3年で年商3400万円、5年で6500万円、そして今や年商7億円超のビジネスへと成長させた驚きのノウハウ。それは開業資金ゼロ・在庫ナシ、さらには週1回のパソコン作業からでも始められる限りなくリスクの低い「おウチ起業」。あなたの「好き」を「圧倒的な稼ぎ」に変える全技術を初公開した話題の書『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)から、人生を変える一歩を踏み出すための秘訣を特別にお届けする。

【わずか60円の奇跡】「そこまで考えてくれるなんて!」顧客が感動で泣いた“神オマケ”の正体Photo: Adobe Stock

そのオマケ、本当に喜ばれていますか?

「ネコの餌を買ったのに、イヌの餌がオマケについてきた」という話を聞いたことがあります。

不要なものが「オマケ」としてついてきた経験から、「オマケってゴミばかり」なんて極端な意見を持ってしまう人さえいます。

また、提供するショップ側も、もしかしたら余り物(売れ残り)をオマケにしているケースがあるかもしれません。

最高のワイン体験は、一杯の水から

でも、お客さんのことを考えた効果的な「オマケ」であれば、ショップのファンになってくれるきっかけになり得ます

私のショップでは、オマケとして「クリスタルガイザー」というブランドのミネラルウォーターを商品に同梱することがよくあります。

まず、なぜミネラルウォーターをお送りしているのかというと、ワインなどのお酒を飲むときは、アルコールによって体内の水分が排出されやすくなるので、二日酔いにならないためにも、適度に水分を補給することが大切だからです。

「自分たちのお送りするワインを、おいしく飲んでいただきたいから、お水も適宜、飲んでくださいね」というメッセージを込めて、ミネラルウォーターをお送りしているのです。

産地を繋ぐストーリーという贈り物

また、クリスタルガイザーの採水地は、北カリフォルニアのシャスタというところで、私のショップで扱うワインの産地と同じカリフォルニアだということも理由の1つです。

シャスタは広大な自然に恵まれた地で、雪山から流れ出た湧水はクリアで、別名「水の聖地」とも呼ばれています。

このようなことが書かれた紙ととともにクリスタルガイザーをオマケとして商品に同梱すると、お客さんにストーリーを楽しんでもらえるとともに、「そこまで気を配ってくれているのか」と温かみを感じてもらえるのです。

わずか60円が生み出す、絶大なブランディング効果

オマケとしてクリスタルガイザーを1本送るためのコストは60円ほど。

コスパに優れた販促物でもあり、とても資金効率のよいブランディングでもあります。

「これ欲しかった!」を引き出すオマケの法則

せっかくオマケをつけるならば、お客さんが購入した商品と関連し、しかも実用性を感じられるものであることがポイントです

たとえば、メガネを販売しているのであれば、ショップのロゴ入りのメガネふきを、お酒を販売しているのであれば、ちょっとしたおつまみをオマケにするのもいいでしょう。

バッグを販売しているのであれば、バッグの中身が整理できるよう、小さなポーチをオマケにするなど、いくらでも考えられるはずです。

LTV視点で考える、持続可能なファン作り

ただし、むやみやたらとオマケをつけても、販促やブランディングに効果的というわけではありません。

顧客が生涯にわたりもたらす利益をさすLTV(顧客生涯価値)などを計算したうえで、使える予算を割り出して、その範囲内でお客さんに喜んでいただけるものを考えていきましょう。

POINT オマケは低コストながら実用的で発送する商品に関連するものにしましょう

※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。