データ分析ソフトウエアの米データブリックスは、企業価値1000億ドル(約14兆8000億円)での新たな資金調達ラウンドに向けて最終調整に入っている。この額は昨年12月に実施した前回のラウンドより61%高い水準だ。事情に詳しい複数の関係者によると、ベンチャーキャピタル(VC)のスライブ・キャピタルが新ラウンドの共同主幹事の1社で、他の共同主幹事も加わる予定。調達額などの詳細はまだ確定していない。アンドリーセン・ホロウィッツも出資を計画している。データブリックスは企業がデータセットにアクセスして分析するためのソフトを販売しており、人工知能(AI)ブームで成長が急加速している。顧客企業のデータサイエンティストはデータブリックスのソフトを用いて大量の情報を分析している。例えばドイツのスポーツ用品大手アディダスは、数百万件の購入者レビューから感情や考えを分析し、その結果を製品改善に生かしている。
米データブリックスが資金調達へ、企業価値1000億ドル
あなたにおすすめ