米トランプ政権があの手この手を繰り出し、移民・税関捜査局(ICE)の新規職員採用に取り組む中、(米国を擬人化した)アンクル・サムや大ヒットした刑事ドラマ「特捜刑事マイアミ・バイス」もイメージ戦略に駆り出されている。先月末に始まったソーシャルメディア・キャンペーンでは、移民取り締まりを父子の絆を深めるチャンスだとしたり、「親友と共に不法移民を送り返す」機会だとうたったりしていた。国土安全保障省は、世界大戦時代のイメージを想起させているほか、1990年代のテレビシリーズ「Lois & Clark/新スーパーマン」でスーパーマンを演じた俳優ディーン・ケイン氏がICEの一員になったと宣伝するなどして米国民にICE職員への応募を促す大々的なキャンペーンを展開中だ。