脚本付きドラマ「ルーミーズ(Roomies)」はこの夏、ソーシャルメディアで話題を呼んだ。米オハイオ州出身の若い女性がニューヨーク市で新生活を始め、見知らぬ2人とルームシェアをするという2分間の短編ドラマだ。週1回配信されるこのドラマでは、中西部出身者や時に厳しい都会生活について多くのジョークが飛び出す。タイムズスクエアで見かけるスパイダーマンの格好をしたパフォーマーは悪人として登場した。古典的なシットコム(コメディー)だ。これは実は販促キャンペーンでもある。「ルーミーズ」は、金融新興企業ビルトのマーケティングチームが脚本・制作・監督を手掛けている。同社が提供するクレジットカードは家賃の支払いに利用できるほか、地元の店で使うとポイントがたまる。だが、「ビルト」の名前は1~9話には一度も登場していない。